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コース 臨床推論・実習入門演習

■目標

1.一般学習目標(コースGIO)

 広く臨床医学を理解し、患者中心の医療を実践できるようになるために、具体的な臨床例から問題点や課題を発見して、それらを解決するための学習方法を修得し、自発的に医学を学ぶ習慣を身につける。また、臨床実習に参加するにあたり、診療チームの一員として患者中心の医療を実践できるようになるために、必要とされる知識や問題解決能力、および基本的診療技能を修得し、コミュニケーション能力やプロフェッショナリズムの考え方に関する態度を身につける。

2.構成ユニット目標(ユニットGIOs)

ユニット名 ユニット責任者 学年 コマ数 ユニットGIO
プレ臨床実習テュートリアル 松山豪泰 4 62  広く臨床医学を理解し、患者中心の医療を実践できるようになるために、具体的な臨床例から問題点や課題を発見して、それらを解決するための学習方法を修得し、自発的に医学を学ぶ習慣を身につける。
臨床実習入門 白澤文吾 4 33  期待される診療チームの一員として臨床実習に参加するために、診療の現場で必要とされる知識、技能や態度を身につける。
多職種連携 白澤文吾 4 12  病院が多職種連携の協力の元に成り立っている現状を理解すると共に、多職種の現状について概説する。臨床実習前の総合医療概論です。
臨床実技基本実習 白澤文吾 4 22  期待される診療チームの一員として臨床実習に参加するために、診療の現場で身につけておくことが期待されるプロフェッショナリズムの考え方や、必要とされるコミュニケーション能力を含めた基本的な診療手技などに関した、技能や態度を身につける。
臨床推論基本演習 白澤文吾 4 14  患者が持つ問題を解決に導き、患者アウトカムを改善するために、問題解決の基本的な考え方や方法を身につける。

■コースのねらいとユニット構成

 「プレ臨床実習テュートリアル」は、臨床医学では目の前の患者さんが抱えている問題点や課題を発見し、それらの問題の解決を図ることが最も重要な役割である。このコースでは具体的に臨床例が提示されるが、問題の発見から解決までの学習過程で知識不足や不確実な事項を、各人が自主的に勉強し修得することがねらいである。原則的に1週間を1ユニットとし1症例を学習する。年間4ユニットで構成される。

 「臨床実習入門」と「臨床実習基本実習」は、医学教育・目標分類の3領域(知識、技能、および態度)の中で、技能や態度面の教育にあたり、患者を前に適切な医行為が出来るようになることが目的である。それには、医療面接、頭頸部、胸部、腹部、神経系の診察技能を中心に、小外科、救急蘇生、診療録の記載、症例のプレゼンテーションなどの臨床技能を、修得することが求められる。実際には小グループで前記の各セクションをローテートする中で、さまざまなシミュレーターを使ったり、学生同士で模擬診察を行うロールプレーによる学習を行う。終了時には、客観的臨床技能試験(OSCE)によって、実際に患者に対応できるかの評価(認定)が行われる。

 「臨床推論基本実習」は、臨床推論の能力は医師として生涯にわたって研鑽し高めていくものであるため、ここでは基本的な考え方や方法を身につけることを目標とする。

■注意点

 テュートリアルは、能動的学習法の一つであり、学生個人が自ら自発的に学習して行くことが重要である。そこで、カリキュラムには自習時間が設定されている。この症例の担当医になったつもりで、自らどう考えて診断し、いかに治療などの対応をすすめるかを学び、個人的な見解を出すことが大切である。そのためには、小グループ内で勉強すべきところを分担して行うことは奨励できない。

 OSCEは全国統一の共用試験として実施され、一部は学外からの外部評価者による評価も行われる。臨床実習を行う学生が、一定の能力を持っていることを