ユニット概要
Unit
コース
生殖・発達・加齢医学
ユニット
胎生・周産期病態系
目標
1.主題
1.妊娠および新生児の生理を理解する。
2.周産期に影響を及ぼす母体合併症、異常妊娠、胎児異常、新生児異常の病態を理解する。
3.周産期に影響を及ぼす母体合併症、異常妊娠、胎児異常、新生児異常に対する診断法と治療法を理解する。
2.到達目標
1.妊娠・分娩・産褥での母体の解剖学的と生理学的変化を説明できる。
2.正常妊娠・正常分娩の経過を説明できる。
3.主な異常妊娠(流産、切迫流産、子宮外妊娠<異所性妊娠>、妊娠高血圧症候群、多胎妊娠、骨盤位)の病態を説明できる。
4.主な異常分娩(早産、微弱陣痛、遷延分娩、回旋異常、前置胎盤、癒着胎盤、常位胎盤早期剥離、弛緩出血、分娩外傷)の病態を説明できる。
5.主な妊娠合併症(耐糖能異常、血小板減少症、甲状腺疾患)の病態を説明できる。
6.胎児・胎盤検査法(超音波検査、分娩監視装置による)の意義を説明でき、胎児機能不全[non-reassuring fetal status ]を説明できる。
7.胎児の循環・呼吸の生理的特徴と出生時の変化を説明できる。
8.新生児の生理的特徴を説明できる。
9.新生児期の呼吸障害の病因を列挙できる。
10.正常児・低出生体重児・病児の管理の基本を説明できる。
3.担当教員の実務経験
4.ねらい(H28コアカリ等対応)
5.学修目標(H28コアカリ等対応)
6.旧一般学習目標(GIO)
方略(LS)
1.ユニット構成
日付降順で表示講義
授業ID | 回 | 年月日曜日時限 | 講義内容 | 担当者 | 場所 | コアカリ番号 |
---|---|---|---|---|---|---|
k0417720100 | 1 |
2019年6月19日(水) 1・2時限(4年) |
妊娠の診断と母体の妊娠による変化と胎児・胎盤系の生理と胎児の発育 | 澁谷文恵 | 第2講義室 | D-10-1-*-1,D-10-3-*-2,D-10-3-*-3 |
k0417720500 | 2 |
2019年6月19日(水) 3・4時限(4年) |
妊娠中期・後期の妊娠合併症 | 澁谷文恵 | 第2講義室 | D-10-4-*-1,D-10-4-*-4 |
k0417720600 | 3 |
2019年6月20日(木) 1・2時限(4年) |
多胎妊娠 | 村田晋 | 第2講義室 | D-10-4-*-1 |
k0417720700 | 4 |
2019年6月20日(木) 3・4時限(4年) |
合併症妊娠 | 村田晋 | 第2講義室 | D-10-4-*-5 |
k0417720400 | 5 |
2019年6月21日(金) 1・2時限(4年) |
妊娠初期の異常と早産・前期破水 | 品川征大 | 第2講義室 | D-10-4-*-1,D-10-4-*-2 |
k0417720800 | 6 |
2019年6月21日(金) 3・4時限(4年) |
胎児発育の異常と胎児疾患 | 品川征大 | 第2講義室 | E-7-1-*-2 |
k0417721200 | 7 |
2019年6月24日(月) 3・4時限(4年) |
新生児の適応生理と管理 | 髙橋一雅 | 第2講義室 | E-7-1-*-3,E-7-1-*-4,E-7-1-*-6 |
k0417720900 | 8 |
2019年6月25日(火) 1・2時限(4年) |
正常分娩と異常分娩 (1) | 前川亮 | 第2講義室 | D-10-3-*-4,D-10-4-*-2,D-10-5-*-2,E-7-1-*-4 |
k0417721000 | 9 |
2019年6月25日(火) 3・4時限(4年) |
異常分娩 (2)とその対応 | 前川亮 | 第2講義室 | D-10-3-*-4,D-10-3-*-8,D-10-4-*-2,D-10-5-*-2,E-7-1-*-4 |
k0417720300 | 10 |
2019年6月27日(木) 5・6時限(4年) |
胎児・胎盤機能検査法 | 佐世正勝 | 第2講義室 | D-10-1-*-3,D-10-1-*-4,D-10-3-*-3,E-7-1-*-4 |
k0417721100 | 11 |
2019年6月27日(木) 7・8時限(4年) |
分娩時損傷と産褥/母子保健 | 佐世正勝 | 第2講義室 | D-10-3-*-5,D-10-3-*-6,D-10-3-*-7,D-10-4-*-3,D-10-5-*-1 |
k0417721300 | 12 |
2019年7月2日(火) 5・6時限(4年) |
新生児の異常 (1) | 木村献 | 第2講義室 | E-7-1-*-8,E-7-1-*-9,E-7-1-*-10 |
k0417721400 | 13 |
2019年7月2日(火) 7・8時限(4年) |
新生児の異常 (2) | 松隈知恵 | 第2講義室 | E-7-1-*-5,E-7-1-*-7,E-7-1-*-8,E-7-1-*-9,E-7-1-*-10 |
試験
項目 | 年月日曜日時限 | 内容 | 担当者 | 場所 | コアカリ番号 |
---|---|---|---|---|---|
2019年7月5日(金) 1・2時限(4年) |
筆記試験 | 髙橋一雅 | 第3講義室 |
2.テキスト
必要度 | 書名 | 著者・監修者・訳者 | 出版社 | 出版年 | 本体価格 |
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2 | 新生児学入門(第5版) | 仁志田博司 著 | 医学書院 | 2018 | 6090 |
2 | 標準産科婦人科学(第4版) | 丸尾猛, 岡井崇 編 | 医学書院 | 2011 | 8610 |
3 | Williams Obstetrics, 25nd ed | F.G.Cunningham 他編 | Mcgraw-Hill | 2018 | 20397 |
3 | ラングマン人体発生学(第11版) | Thomas W. Sadler 著, 安田峯生 他訳 | メディカル・サイエンス・インターナショナル | 2016 | 8820 |
3 | 産婦人科超音波診断アトラス | 千葉喜英 著 | ベクトルコア | 2004 | 12600 |
1 必携(授業に必ず持参するもの)
2 推奨(学習する際に読むことを強く勧めるもの)
3 参考(参考書として適切なもの)
3.教育方法等の特記事項
周産期における母体管理・胎児(早期新生児含む)管理について学ぶ。また,母体の妊娠中の合併症とその治療や管理方法について学ぶ。分娩に関しては,実際の分娩モデルを使って分娩シミュレーションを行い,実際の分娩の経過を学ぶ。同時に分娩の際の異常に関して,吸引分娩モデルなども用いながら,主治医となったと仮定した体感的な学習を行う。周産期における「新生児学」について,必須の基本事項を学ぶ。主体的学修のためには,「自分が講義中に示された新生児の親だとしたら」などと想像してみるとよい。
評価方法
ユニット最終日に,ユニット全内容についての筆記試験を行う。ユニット進行中にも適宜小テストやレポートが課されることがある。成績評価は,これらの試験やレポート,授業への参加態度を総合的に判断する。
注意点(再試等)
ユニット責任者の判断により,再試を行う場合がある。