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ユニット概要
Unit

コース

社会医学・地域医療

ユニット

環境・予防医学

目標

1.主題

1.環境が健康に与える影響について学習する。
2.環境による影響に基づく疾患を学習する。
3.環境の影響に基づく疾患の予防を学習する。

2.到達目標

1.環境が健康に与える影響について理解する。
2.疾患の発症機序の1つとして環境の影響を理解する。
3.食中毒について理解する。
4.大気汚染・土壌汚染・水環境について理解する。
5.職業がんについて理解する。
6.アレルギー・化学物質過敏症について理解する。

3.担当教員の実務経験

4.ねらい（H28コアカリ等対応）

▼ねらい番号を表示

5．学修目標（H28コアカリ等対応）

▼コアカリ番号を表示

A-1-1-*-1: ①医学・医療の歴史的な流れとその意味を概説できる。
A-1-3-*-2: ②患者やその家族のもつ価値観や社会的背景が多様であり得ることを認識し、そのいずれにも柔軟に対応できる。
A-4-2-*-3: ③患者の心理的及び社会的背景や自立した生活を送るための課題を把握し、抱える問題点を抽出・整理できる。
A-7-2-*-2: ②地域医療の中での国際化を把握し、価値観の多様性を尊重した医療の実践に配慮することができる。
A-7-2-*-3: ③保健、医療に関する国際的課題を理解し、説明できる。
A-7-2-*-4: ④日本の医療の特徴を理解し、国際社会への貢献の意義を理解している。
A-7-2-*-5: ⑤医療に関わる国際協力の重要性を理解し、仕組みを説明できる。
B-1-4-*-5: ⑤予防医学（一次、二次、三次予防）と健康保持増進（健康管理の概念・方法、健康診断・診査と事後指導）を概説できる。
B-1-5-*-1: ①基本概念（国民健康づくり運動、生活習慣病とリスクファクター、健康寿命の延伸と生活の質(quality of life<QOL>)向上、行動変容、健康づくり支援のための環境整備等）を説明できる。
B-1-6-*-1: ①健康（健康の定義）、障害と疾病の概念と社会環境（機能障害、活動制限、参加制約、生活の質<QOL>、ノーマライゼーション、バリアフリー、ユニバーサルデザイン等）を説明できる。
B-1-6-*-2: ②社会構造（家族、コミュニティ、地域社会、国際化）と健康・疾病との関係（健康の社会的決定要因(socialdeterminant of health)）を概説できる。
B-1-6-*-3: ③仕事と健康、環境と適応、生体環境系、病因と保健行動、環境基準と環境影響評価、公害と環境保全が健康と生活に与える影響を概説できる。
B-1-8-*-4: ④産業保健（労働基準法等の労働関係法規を含む）を概説できる。
B-1-8-*-11: ⑪感染症法・食品衛生法の概要と届出義務を説明できる。
B-1-9-*-1: ①世界の保健・医療問題（母子保健、感染症、非感染性疾患(non-communicable diseases <NCD>) 、UHC (UniversalHealth Coverage)、保健システム（医療制度）、保健関連SDG (Sustainable Development Goals)）を概説できる。
B-1-9-*-2: ②国際保健・医療協力（国際連合(United Nations <UN>)、世界保健機関(World Health Organization <WHO>)、国際労働機関(International Labour Organization <ILO>)、国連合同エイズ計画(The Joint United Nations Programme on HIV/AIDS <UNAIDS>)、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(The Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria <GF>)、GAVI アライアンス(The Global Alliance for Vaccines and Immunization <GAVI>) 、国際協力機構(Japan International Cooperation Agency <JICA>) 、政府開発援助(Official Development Assistance <ODA>)、非政府組織(Non-Governmental Organization <NGO>)）を列挙し、概説できる。
C-2-3-4-1: ①生体の恒常性維持と適応を説明できる。
C-2-3-4-2: ②恒常性維持のための調節機構（ネガティブフィードバック調節）を説明できる。
C-2-3-4-5: ⑤運動生理学など、身体活動時の神経・骨格筋、循環器、代謝系の変化を説明できる。
D-6-4-3-7: ⑦じん肺症（珪肺(silicosis)、石綿肺(asbestosis)）を概説できる。
E-5-3-1-2: ②一酸化炭素中毒の発生機序、症候、診断と治療法を説明できる。
E-5-3-1-3: ③有機リン剤、有機塩素剤と有機溶剤による中毒の機序、診断と治療を説明できる。
E-5-3-1-4: ④重金属、青酸、ヒ素、パラコート、自然毒による中毒を概説できる。
E-5-3-2-1: ①高温による障害（熱中症）を説明できる。
E-5-3-2-2: ②寒冷による障害を説明できる。
E-5-3-2-3: ③振動障害と騒音障害を説明できる。

▲コアカリ番号を閉じる

6.旧一般学習目標（GIO）

▼旧一般学習目標（GIO）を表示

方略（LS）

1．ユニット構成

日付降順で表示

講義

授業ID	回	年月日曜日時限	講義内容	担当者	場所	コアカリ番号
k0406330100	1	2024年1月5日（金） 1・2時限（2年）	衛生学・公衆衛生学総論(1)	田邉剛	第1講義室	A-1-1--1,A-4-2--3,B-1-4--5,B-1-5--1,C-2-3-4-5
k0406330200	2	2024年1月5日（金） 3・4時限（2年）	衛生学・公衆衛生学総論(2)	ホセインマハブブ	第1講義室	A-1-3--2,B-1-5--1,B-1-6--1,B-1-6--2,C-2-3-4-1,C-2-3-4-2
k0406331000	3	2024年1月9日（火） 1・2時限（2年）	物理的環境と健康	ホセインマハブブ	第1講義室	B-1-6-*-3,E-5-3-2-3
k0406330300	4	2024年1月10日（水） 1・2時限（2年）	大気汚染・土壌汚染と健康	長谷亮佑	第1講義室	B-1-6-*-3,E-5-3-1-2,E-5-3-2-1,E-5-3-2-2
k0406330800	5	2024年1月11日（木） 1・2時限（2年）	食中毒・食品衛生法と予防	田邉剛	第1講義室	B-1-8-*-11
k0406331700	6	2024年1月11日（木） 3・4時限（2年）	食品衛生・感染症行政・環境行政	調恒明	第1講義室
k0406330900	7	2024年1月12日（金） 1・2時限（2年）	生物学的環境要因と健康	田邉剛	第1講義室	D-6-4-3-7
k0406330700	8	2024年1月15日（月） 5・6時限（2年）	化学物質過敏症（化学的要因と健康障害）	奥田昌之	第1講義室	C-2-3-4-1,C-2-3-4-5
k0406331900	9	2024年1月15日（月） 7・8時限（2年）	健康日本21	長谷亮佑	第1講義室
k0406330400	10	2024年1月15日（月） 9・10時限（2年）	水環境と健康	ホセインマハブブ	第1講義室	B-1-6-*-3,E-5-3-1-4
k0406330600	11	2024年1月16日（火） 1・2時限（2年）	地球規模の環境問題	ホセインマハブブ	第1講義室	B-1-6--3,B-1-9--1,B-1-9-*-2
k0406331500	12	2024年1月16日（火） 3・4時限（2年）	筋骨格系の障害・作業負担・産業精神保健	奥田昌之	第1講義室	B-1-8-*-4
k0406331100	13	2024年1月17日（水） 1・2時限（2年）	一次予防・二次予防・三次予防	長谷亮佑	第1講義室	A-1-1--1,A-1-3--2,A-4-2--3,B-1-4--5,B-1-6--1,B-1-6--2,C-2-3-4-1,C-2-3-4-2,C-2-3-4-5
k0406332300	14	2024年1月17日（水） 3・4時限（2年）	地域包括ケアシステム	長谷亮佑	第1講義室
k0406331400	15	2024年1月19日（金） 1・2時限（2年）	職業癌・アレルギー・塵肺・その他の中毒	田邉剛	第1講義室	D-6-4-3-7,E-5-3-1-2,E-5-3-1-3
k0406332100	16	2024年1月19日（金） 3・4時限（2年）	国際保健	ホセインマハブブ	第1講義室	A-7-2--2,A-7-2--3,A-7-2--4,A-7-2--5,B-1-6--2,B-1-9--1,B-1-9-*-2

試験

項目	年月日曜日時限	内容	担当者	場所	コアカリ番号
	2024年1月22日（月） 1・2時限（2年）	筆記試験	ホセインマハブブ	第1講義室

2．テキスト

必要度	書名	著者・監修者・訳者	出版社	出版年	本体価格
3	NEW予防医学・公衆衛生学（改訂第3版)	岸玲子他編	南江堂	2012	6300
3	NIM衛生・公衆衛生学 (第4版)	和田攻編	医学書院	1994	5565
3	TEXT公衆衛生・予防医学 <TEXTシリーズ>	大野良之編	南山堂	1996	9975
3	シンプル衛生公衆衛生学	辻一郎，小山洋	南江堂		2520
3	公衆衛生マニュアル	柳川洋　他編	南山堂		5775
3	厚生労働白書	厚生労働省監修	ぎょうせい		2980
3	産業保健マニュアル (第6版)	森晃爾編	南山堂	2013	7140
3	総合衛生・公衆衛生学　上・下巻	青木国雄他編	南江堂	1985

1 必携（授業に必ず持参するもの）
2 推奨（学習する際に読むことを強く勧めるもの）
3 参考（参考書として適切なもの）

3．教育方法等の特記事項

　医師国家試験には，環境・予防医学，疫学・生活習慣病，衛生統計・保健医療学などに関連して，毎年9月に出版される「国民衛生の動向」のデータが使用される。最終学年にはそれらのデータをよく理解しておくことが望ましい。

評価方法

　筆記試験成績による知識や技能の習得度とともに，授業への積極性による理解度を加味して評価する。

注意点（再試等）

　ユニット責任者の判断により，再試を行う場合がある。

ユニット概要 Unit

目標