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ユニット概要
Unit

コース

臨床総論

ユニット

放射線医学

目標

1.主題

1.医療の場における画像診断の役割を理解する。
2.医療機器の特性を理解し、疾患毎に必要な検査法を理解する。
3.画像下治療（IVR)の現況を理解する。
4.医療被ばくとその対策について理解する。

2.到達目標

1.単純X線写真の概念を理解し、胸部や腹部単純X線写真で病態が説明できる。
2.X線透視の概念を理解し、疾患毎の画像所見を説明できる。
3.CTの概念を理解し、疾患毎の画像所見を説明できる。
4.MRの概念を理解し、疾患毎の画像所見を説明できる。
5.核医学検査に用いられる各種について理解し、疾患毎の画像所見を説明できる。
6.血管造影及び画像下治療(IVR)の適応疾患や手法について理解し、疾患毎の治療法を説明できる。
7.放射線被ばくについて理解し、医療被ばくと患者被ばくについて説明できる。

3.担当教員の実務経験

4.ねらい（H28コアカリ等対応）

▼ねらい番号を表示

5．学修目標（H28コアカリ等対応）

▼コアカリ番号を表示

D-2-1-1-1: ①中枢神経系と末梢神経系の構成を概説できる。
D-2-1-1-2: ②脳の血管支配と血液脳関門を説明できる。
D-2-1-1-5: ⑤髄膜・脳室系の構造と脳脊髄液の産生と循環を説明できる。
D-2-1-3-1: ①脳幹の構造と伝導路を説明できる。
D-2-1-3-2: ②脳神経の名称、核の局在、走行・分布と機能を概説できる。
D-2-1-4-1: ①大脳の構造を説明できる。
D-2-1-5-2: ②小脳の構造と機能を概説できる。
D-2-2-*-1: ①脳・脊髄のコンピュータ断層撮影(computed tomography <CT>)・磁気共鳴画像法(magnetic resonance imaging <MRI>)検査の適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる。
D-2-4-1-1: ①脳血管障害（脳出血、くも膜下出血、頭蓋内血腫、脳梗塞、一過性脳虚血発作）の病態、症候と診断を説明できる。
D-2-4-2-2: ②認知症をきたす主な病態（Alzheimer 型認知症、Lewy 小体型認知症、血管性認知症）の症候と診断を説明できる。
D-2-4-2-5: ⑤多系統萎縮症を概説できる。
D-2-4-3-1: ①脳炎・髄膜炎、脳症の病因、症候と診断を説明できる。
D-2-4-3-2: ②多発性硬化症の病態、症候と診断を説明できる。
D-2-4-4-2: ②急性硬膜外・硬膜下血腫及び慢性硬膜下血腫の症候と診断を説明できる。
D-2-4-10-1: ①主な脳・脊髄腫瘍の分類と好発部位を説明し、病態を概説できる。
D-4-1-*-1: ①骨・軟骨・関節・靱帯の構成と機能を説明できる。
D-4-2-*-2: ②筋骨格系画像診断（エックス線撮影、コンピュータ断層撮影<CT>、磁気共鳴画像法<MRI>、超音波検査、骨塩定量）の適応を概説できる。
D-4-4-1-2: ②関節の脱臼、靱帯損傷の定義、重症度分類、診断と治療を説明できる。
D-4-4-1-3: ③骨折の分類、症候、診断、治療と合併症を説明できる。
D-4-4-1-11: ⑪腰椎椎間板ヘルニアの症候、診断と治療を説明できる。
D-5-1-*-1: ①心臓の構造と分布する血管・神経、冠動脈の特長とその分布域を説明できる。
D-5-1-*-6: ⑥大動脈と主な分枝（頭頸部、上肢、胸部、腹部、下肢）を図示し、分布域を概説できる。
D-5-1-*-7: ⑦主な静脈を図示し、門脈系と上・下大静脈系を説明できる。
D-6-1-*-1: ①気道の構造、肺葉・肺区域と肺門の構造を説明できる。
D-6-2-*-1: ①単純エックス線撮影、コンピュータ断層撮影<CT>、磁気共鳴画像法<MRI>、及び核医学検査（ポジトロン断層法(positron emission tomography <PET>)検査を含む）等の画像検査の意義を説明できる。
D-6-4-2-2: ②気管支炎・細気管支炎・肺炎（定型肺炎、非定型肺炎）の主な病原体を列挙し、症候、診断と治療を説明できる。
D-6-4-3-4: ④間質性肺炎（特発性、膠原病及び血管炎関連性）の病態、診断と治療を説明できる。
D-6-4-3-5: ⑤びまん性汎細気管支炎を概説できる。
D-6-4-3-7: ⑦じん肺症（珪肺(silicosis)、石綿肺(asbestosis)）を概説できる。
D-6-4-5-1: ①過敏性肺炎の病因、症候と診断を説明できる。
D-6-4-5-2: ②サルコイドーシスの症候、診断と治療を説明できる。
D-6-4-5-3: ③好酸球性肺炎を概説できる。
D-6-4-5-4: ④薬剤性肺炎を概説できる。
D-6-4-7-1: ①気管支拡張症の症候、診断と治療を説明できる。
D-6-4-7-2: ②無気肺の病因と診断を説明できる。
D-6-4-7-4: ④肺リンパ脈管筋腫症を概説できる。
D-6-4-7-5: ⑤肺胞タンパク症を概説できる。
D-6-4-8-2: ②気胸（自然気胸、緊張性気胸、外傷性気胸）の病因、症候、診断と治療を説明できる。
D-7-1-*-1: ①各消化器官の位置、形態と関係する血管を図示できる。
D-7-2-*-3: ③消化器系疾患の画像検査を列挙し、その適応と異常所見を説明し、結果を解釈できる。
D-7-4-3-3: ③炎症性腸疾患（潰瘍性大腸炎・Crohn 病）の病態生理、症候、診断と治療を説明できる。
D-7-4-8-9: ⑨原発性肝癌、転移性肝癌の病因、病理所見、症候、診断と治療を説明できる。
D-7-4-8-10: ⑩膵癌の病理所見、症候、診断と治療を説明できる。
D-8-2-*-1: ①腎・尿路系の画像診断の適応と異常所見を概説できる。
D-8-4-7-1: ①腎尿路の主な先天異常（多発性嚢胞腎、膀胱尿管逆流）を概説できる。
D-8-4-8-1: ①尿路結石の病因、症候、診断と治療を説明できる。
D-8-4-9-1: ①腎癌の症候、病理所見、診断、治療を説明できる。
D-8-4-9-2: ②膀胱癌を含む尿路上皮癌の症候、診断、治療を説明できる。
D-9-1-*-3: ③男性生殖器の形態と機能を説明できる。
D-9-1-*-7: ⑦女性生殖器の形態と機能を説明できる。
D-9-2-2-2: ②骨盤内臓器と腫瘍の画像診断（超音波検査、コンピュータ断層撮影<CT>、磁気共鳴画像法<MRI>、子宮卵管造影(hysterosalpingography <HSG>)所見を概説できる。
D-9-4-1-2: ②前立腺肥大症の診断と治療を説明できる。
D-9-4-2-4: ④子宮筋腫・子宮腺筋症の症候、診断と治療を概説できる。
D-9-4-3-1: ①前立腺癌の症候、病理所見、診断、治療を説明できる。
D-9-4-3-3: ③子宮頸癌・子宮体癌（子宮内膜癌）の予防、症候、病理所見、診断、治療を説明できる。
D-9-4-3-4: ④卵巣腫瘍（卵巣癌、卵巣嚢腫）の症候、病理所見、診断、治療を説明できる。
D-9-4-3-5: ⑤絨毛性疾患（胞状奇胎、絨毛癌）の症候、診断、治療を説明できる。
D-11-1-*-1: ①乳房の構造と機能を説明できる。
D-11-2-*-1: ①乳房腫瘤の画像診断（乳房撮影、超音波検査、磁気共鳴画像法<MRI>）を概説できる。
D-11-4-1-1: ①良性乳腺疾患の種類を列挙できる。
D-11-4-2-1: ①乳癌の危険因子、症候、病理所見、診断、治療と予後を説明できる。
D-12-4-10-1: ①甲状腺腫瘍を分類し、症候、病理所見、治療法を説明できる。
D-13-1-*-1: ①眼球と付属器の構造と機能を説明できる。
D-13-1-*-3: ③眼球運動のしくみを説明できる。
D-14-1-*-1: ①外耳・中耳・内耳の構造を図示できる。
D-14-4-1-12: ⑫唾液腺疾患を列挙できる。
D-14-4-2-1: ①口腔・咽頭癌について、病因、病期分類、検査所見、画像所見、病理所見、治療法を説明できる。
E-3-2-*-2: ②腫瘍の画像所見や診断を説明できる。
E-6-1-*-1: ①放射線の種類と放射能、これらの性質・定量法・単位を説明できる。
E-6-1-*-2: ②内部被ばくと外部被ばくについて、線量評価やその病態、症候、診断と治療を説明できる。
E-6-1-*-3: ③放射線及び電磁波の人体（胎児を含む）への影響（急性影響と晩発影響）を説明できる。
E-6-1-*-4: ④種々の正常組織の放射線の透過性や放射線感受性の違いを説明できる。
E-6-1-*-5: ⑤磁気共鳴画像法<MRI>で用いられている磁場や電磁波による人体や植え込みデバイスの発熱等の現象を概説できる。
E-6-1-*-6: ⑥放射線の遺伝子、細胞への作用と放射線による細胞死の機序、局所的・全身的影響を説明できる。
E-6-1-*-7: ⑦放射線被ばく低減の３原則と安全管理を説明できる。
E-6-2-*-1: ①放射線診断やインターベンショナルラジオロジーの被ばく軽減の原則を知り、それを実行できる。
E-6-2-*-2: ②放射線診断（エックス線撮影、コンピュータ断層撮影<CT>、核医学）や血管造影及びインターベンショナルラジオロジーの利益とコスト･リスク（被ばく線量、急性、晩発影響等）を知り、適応の有無を判断できる。
E-6-2-*-4: ④医療被ばくに関して、放射線防護と安全管理を説明できる。
E-6-2-*-5: ⑤放射線診断や治療の被ばくに関して、患者にわかりやすく説明できる。
E-6-3-*-1: ①患者と家族が感じる放射線特有の精神的・社会的苦痛に対して十分に配慮できる。
E-6-3-*-2: ②患者の漠然とした不安を受け止め、不安を軽減するためにわかりやすい言葉で説明でき、対話ができる。
E-6-4-*-1: ①内部被ばくと外部被ばくの病態、症候、線量評価、治療を説明できる。
E-6-4-*-2: ②放射線災害・原子力災害でのメンタルヘルスを説明できる。
F-2-5-*-1: ①エックス線撮影、コンピュータ断層撮影<CT>、磁気共鳴画像法<MRI>と核医学検査の原理を説明できる。
F-2-5-*-2: ②エックス線撮影、コンピュータ断層撮影<CT>、磁気共鳴画像法<MRI>と核医学検査の読影の基本を説明できる。
F-2-5-*-4: ④放射線診断・治療による利益と不利益を説明できる。
F-2-5-*-5: ⑤インターベンショナルラジオロジー（画像誘導下治療）を概説できる。

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6.旧一般学習目標（GIO）

▼旧一般学習目標（GIO）を表示

方略（LS）

1．ユニット構成

日付昇順で表示

試験

項目	年月日曜日時限	内容	担当者	場所	コアカリ番号
	2024年3月19日（火） 1・2時限（3年）	筆記試験	東麻由美	第3講義室

講義

授業ID	回	年月日曜日時限	講義内容	担当者	場所	コアカリ番号
k0411551300	16	2024年3月8日（金） 5・6時限（3年）	泌尿器の画像診断	田辺昌寛	第3講義室	D-8-2--1,D-8-4-7-1,D-8-4-8-1,D-8-4-9-1,D-8-4-9-2,D-9-4-1-2,D-9-4-3-1,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411550400	15	2024年3月8日（金） 3・4時限（3年）	骨軟部の画像診断	徳田修	第3講義室	D-4-2--2,D-4-4-1-2,D-4-4-1-3,D-4-4-1-11,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411550500	14	2024年3月8日（金） 1・2時限（3年）	Interventional Radiology、救急放射線	上田高顕	第3講義室	F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--4,F-2-5--5
k0411552000	13	2024年3月7日（木） 5・6時限（3年）	頭頚部の画像診断	飯田悦史	第3講義室	D-12-4-10-1,D-13-1--1,D-13-1--3,D-14-1--1,D-14-4-1-12,D-14-4-2-1,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411551100	12	2024年3月7日（木） 3・4時限（3年）	乳腺・婦人科の画像診断	松隈美和	第3講義室	D-9-2-2-2,D-9-4-2-4,D-9-4-3-3,D-9-4-3-4,D-9-4-3-5,D-11-1--1,D-11-2--1,D-11-4-1-1,D-11-4-2-1,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--4
k0411551900	11	2024年3月7日（木） 1・2時限（3年）	放射線安全管理	松永尚文	第3講義室	E-6-1--1,E-6-1--2,E-6-1--3,E-6-1--4,E-6-1--5,E-6-1--6,E-6-1--7,E-6-2--1,E-6-2--2,E-6-2--4,E-6-2--5,E-6-3--1,E-6-3--2,E-6-4--1,E-6-4-*-2
k0411550700	10	2024年3月6日（水） 5・6時限（3年）	神経放射線	飯田悦史	第3講義室	D-2-1-1-2,D-2-1-1-5,D-2-1-3-1,D-2-1-3-2,D-2-1-4-1,D-2-1-5-2,D-2-2--1,D-2-4-1-1,D-2-4-2-2,D-2-4-2-5,D-2-4-3-1,D-2-4-3-2,D-2-4-4-2,D-2-4-10-1,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411550900	9	2024年3月6日（水） 3・4時限（3年）	胆・膵の画像診断	伊東克能	第3講義室	D-7-2--3,D-7-4-8-10,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411550300	8	2024年3月6日（水） 1・2時限（3年）	肝臓の画像診断	伊東克能	第3講義室	D-7-2--3,D-7-4-8-9,D-7-4-8-10,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411551200	7	2024年3月5日（火） 5・6時限（3年）	核医学・PET診断	菅一能	第3講義室	E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--4
k0411551500	6	2024年3月5日（火） 3・4時限（3年）	胸部の画像診断（各論）	國弘佳枝	第3講義室	D-6-4-2-2,D-6-4-3-4,D-6-4-3-5,D-6-4-3-7,D-6-4-5-1,D-6-4-5-2,D-6-4-5-3,D-6-4-5-4,D-6-4-7-4,D-6-4-7-5,E-3-2-*-2
k0411552100	5	2024年3月5日（火） 1・2時限（3年）	胸部の画像診断（総論）	小林大河	第3講義室	D-6-2-*-1,D-6-4-7-1,D-6-4-7-2,D-6-4-8-2
k0411550800	4	2024年3月4日（月） 3・4時限（3年）	消化管の画像診断	清水建策	第3講義室	D-7-1--1,D-7-2--3,D-7-4-3-3,E-3-2--2,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--4
k0411550200	3	2024年3月1日（金） 9・10時限（3年）	MR診断（MRの基礎と臨床）	東麻由美	第3講義室	E-6-1--5,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--4
k0411550100	2	2024年3月1日（金） 7・8時限（3年）	CT診断（CTの基礎と臨床）	田辺昌寛	第3講義室	F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5-*-4
k0411550600	1	2024年3月1日（金） 5・6時限（3年）	放射線診断学、画像診断に必要な画像解剖	三好啓介	第3講義室	D-2-1-1-1,D-2-1-4-1,D-4-1--1,D-5-1--1,D-5-1--1,D-5-1--6,D-5-1--7,D-6-1--1,D-7-1--1,D-9-1--3,D-9-1--7,F-2-5--1,F-2-5--2,F-2-5--4

2．テキスト

必要度	書名	著者・監修者・訳者	出版社	出版年	本体価格
1	必修放射線医学（改訂第4版）	高橋睦正編著	南江堂	1999	9135
1	標準放射線医学（第7版）	高島力他監	医学書院	2011	10500
2	TEXT放射線医学（第2版） <TEXTシリーズ>	蜂屋順一他編	南山堂	2000	13650
2	国試画像ファイナルアタック	松永尚文編	メジカルビュー	2004	6825
2	新版胸部単純X線診断	林邦昭他編著	秀潤社	2000	5040
2	胸部X線解法テキスト	松永尚文編	メジカルビュー	2003	5250
3	新臨床X線診断学（第2版）	大澤忠編	医学書院	1990	10290

1 必携（授業に必ず持参するもの）
2 推奨（学習する際に読むことを強く勧めるもの）
3 参考（参考書として適切なもの）

3．教育方法等の特記事項

　実臨床で使用される放射線画像を用いた講義による実践的教育を行う。講義を通して身に着けた知識や読影技能を確認するため授業時間の最後に小テストを実施したり，担当者の提出する課題についての小レポートの提出を求めることがある。

評価方法

　ユニット最終日に，ユニット全内容についての筆記試験を行う。ユニット進行中，毎回出席表に講義の感想の記述をしてもらう。成績評価は，これらの試験や講義の感想，授業への参加態度を総合的に判断する。

注意点（再試等）

　1回のみ行う。

ユニット概要 Unit

目標