ユニット概要
Unit
目標
1.主題
1.薬物と生体との相互作用およびその作用機序を理解する。
2.薬物の相互作用や有害作用を踏まえ、疾患の治療や予防に適した薬物を選択する能力を身につける。
2.到達目標
1.薬物作用の基本的な様式、原理を理解し、説明できる。
2.生体内薬物動態とそれに関与する因子を列挙できる。
3.薬物治療で問題となる薬物と生体の相互作用を説明できる。
4.主な薬物の薬理作用を説明できる。
5.主な薬物の作用点および作用機序を説明できる。
6.主な薬物の有害作用を説明できる。
7.疾患の治療や予防に適した薬物選択を薬理作用と作用機序から説明できる。
8.薬が開発される手順と薬効評価法を説明できる。
3.担当教員の実務経験
10年以上の臨床医としての経験を有する教員および薬剤師資格を有する教員を中心に担当している。
4.ねらい(具体的な能力)【R4コアカリ等対応】
▼ねらい(具体的な能力)番号を表示
- PS-1-2-*-*
- PS-01-02: 個体の構成と機能
- PS-1-3-*-*
- PS-01-03: 個体の反応
- PS-1-4-*-*
- PS-01-04: 病因と病態
- PS-2-2-*-*
- PS-02-02: 血液・造血器・リンパ系(表 2-1)
- PS-2-3-*-*
- PS-02-03: 神経系(表 2-2)
- PS-2-4-*-*
- PS-02-04: 皮膚系(表 2-3)
- PS-2-6-*-*
- PS-02-06: 循環器系(表 2-5)
- PS-2-7-*-*
- PS-02-07: 呼吸器系(表 2-6)
- PS-2-8-*-*
- PS-02-08: 消化器系(表 2-7)
- PS-2-9-*-*
- PS-02-09: 腎・尿路系(体液・電解質バランスを含む)(表 2-8)
- PS-2-14-*-*
- PS-02-14: 内分泌・栄養・代謝系(表 2-13)
- PS-2-17-*-*
- PS-02-17: 精神系(表 2-16)
- PS-3-2-*-*
- PS-03-02: 免疫・アレルギー(表 2-17)
- PS-3-3-*-*
- PS-03-03: 感染症(表 2-18)
- CS-2-4-*-*
- CS-02-04: 治療(計画、経過の評価)
▲ねらい(具体的な能力)番号を閉じる
5.学修目標【R4コアカリ等対応】
▼コアカリ番号を表示
- PS-01-02-03
- 活動電位の発生機構と伝導、シナプス(神経筋接合部を含む)の形態とシナプス伝達の機能(興奮性、抑制性)と可塑性について理解している。
- PS-01-02-04
- 情報伝達の種類と機能について理解している。
- PS-01-02-05
- 受容体の種類・細胞内局在・機能、受容体による細胞内シグナル伝達過程について理解している。
- PS-01-02-06
- 液性因子による細胞間情報伝達(自己分泌、傍分泌、内分泌)について理解している。
- PS-01-02-37
- 複合糖質、複合脂質について概要を理解している。
- PS-01-03-07
- 生体各部の細菌叢(マイクロバイオーム)の構成菌、細菌叢の機能について概要を理解している。
- PS-01-03-14
- 微生物の特性に応じた治療薬の作用機序について概要を理解している。
- PS-01-03-29
- アレルギー発症の機序について理解している。
- PS-01-03-31
- 生体(あるいは生体群)の薬物・毒物反応性について、用量反応曲線を理解している。
- PS-01-03-32
- 薬物の受容体結合・薬理作用の関連性及び作動薬・拮抗薬について理解している。
- PS-01-03-33
- 薬物の有害作用、薬物間相互作用について概要を理解している。
- PS-01-04-15
- 炎症の定義について理解している。
- PS-01-04-20
- がんの原因や遺伝子変化について概要を理解している。
- PS-02-02-05-1
- 血液・造血器・リンパ系の疾患・病態(貧血:鉄欠乏性貧血、出血性貧血、腎性貧血、二次性貧血、発作性夜間ヘモグロビン尿症、再生不良性貧血、骨髄異形成症候群、自己免疫性溶血性貧血、ビタミンB12欠乏性貧血、葉酸欠乏性貧血)について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。。
- PS-02-03-01-4
- 神経系の構造と機能(主な脳内神経伝達物質(アセチルコリン・ドパミン・ノルアドレナリン)とその作用)について基本的事項を理解している。
- PS-02-03-01-16
- 神経系の構造と機能(痛覚、温度覚、触覚と深部感覚の受容機序と伝導路)について基本的事項を理解している。
- PS-02-03-01-18
- 神経系の構造と機能(交感神経系と副交感神経系の中枢内局在、末梢分布、機能と伝達物質)について基本的事項を理解している。
- PS-02-03-05-5
- 神経系の疾患・病態(発作性・機能性・自律神経系疾患:全般てんかん、局在関連てんかん、片頭痛 、緊張型頭痛)について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-02-04-05-3
- 皮膚系の疾患・病態(薬疹・薬物障害:固定薬疹、Stevens-Johnson 症候群、中毒性表皮壊死症(TEN)、薬剤性過敏症症候群(DIHS))について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-02-06-05-1
- 循環器系の疾患・病態(心不全:左心不全、右心不全、急性心不全、慢性心不全)について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-02-06-05-2
- 循環器系の疾患・病態(虚血性心疾患:労作性狭心症、冠攣縮性狭心症、不安定狭心症、急性心筋梗塞)について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-02-06-05-3
- 循環器系の疾患・病態(不整脈:洞不全症候群、房室ブロック、心房細動、心房粗動、発作性上室頻拍症、心室頻拍、多源性心室頻拍(torsades de pointes)、心室細動、期外収縮(上室性・心室性) 、WPW 症候群、Brugada 症候群)について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-02-06-05-9
- 循環器系の疾患・病態(高血圧症:高血圧症(本態性・二次性)、高血圧緊急症)について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-02-07-01-10
- 呼吸器系の構造と機能(気道と肺の防御機構(免疫学的・非免疫学的)と代謝機能)について基本的事項について理解している。
- PS-02-08-01-7
- 消化器系の構造と機能(胃液の作用と分泌機序)について基本的事項を理解している。
- PS-02-08-01-8
- 消化器系の構造と機能(胆汁の作用と胆嚢収縮の調節機序)について基本的事項を理解している。
- PS-02-08-01-9
- 消化器系の構造と機能(膵外分泌系の構造と膵液の作用)について基本的事項を理解している。
- PS-02-08-01-12
- 消化器系の構造と機能(主な消化管ホルモンの作用)について基本的事項を理解している。
- PS-02-08-01-15
- 消化器系の構造と機能(消化管の正常細菌叢(腸内細菌叢)の役割)について基本的事項を理解している。
- PS-02-09-01-6
- 腎・尿路系の構造と機能(水電解質、酸・塩基平衡の調節機構)について基本的事項を理解している。
- PS-02-09-01-7
- 腎・尿路系の構造と機能(腎で産生される又は腎に作用するホルモン・血管作動性物質(エリスロポエチン、ビタミンD、レニン、アンギオテンシン II、アルドステロン)の作用)について基本的事項を理解している。
- PS-02-14-01-1
- 内分泌・栄養・代謝系の構造と機能(ホルモンの構造的分類、作用機序及び分泌調節機能)について基本的事項を理解している。
- PS-02-14-02
- 内分泌・栄養・代謝系でみられる症候(体重減少、体重増加、月経異常、低身長、甲状腺腫、ホルモンの過剰または欠乏がもたらす身体症状、エネルギー摂取の過剰または欠乏がもたらす身体症状)について理解している。
- PS-02-17-04-2
- 精神系疾患に特異的な治療法(精神薬物療法)について基本的事項を理解している。
- PS-02-17-05-2
- 精神系の疾患・病態(神経症、ストレス障害:過換気症候群、解離性障害、急性ストレス障害、強迫性障害、心的外傷後ストレス障害、身体症状症(身体化障害・疼痛性障害・心気症)、不安障害(パニック障害・社交不安障害))について病因、疫学、症候、検査、診断、治療法を理解している。
- PS-03-02-05-1
- 膠原病、血管炎、リウマチ性疾患、アレルギー性疾患、自己免疫疾患の疾患・病態(アレルギー性疾患:アナフィラキシー、食物アレルギー、全身性アレルギー性疾患)について 病因、疫学、症候、主な検査・診断、治療法、合併症を理解している。
- PS-03-02-05-2
- 膠原病、血管炎、リウマチ性疾患、アレルギー性疾患、自己免疫疾患の疾患・病態(全身性結合組織病:関節リウマチ、悪性関節リウマチ、成人 Still 病、若年性特発性関節炎(JIA)、全身性エリテマトーデス(SLE)及び合併症(中枢神経ループス、ループス腎炎、抗リン脂質抗体症候群)、全身性強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、混合性結合組織病、Sjögren 症候群、Behçet 病)について病因、疫学、症候、主な検査・診断、治療法、合併症を理解している。
- PS-03-03-04
- 薬剤耐性の現状、代表的な薬剤耐性菌(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌等)と抗菌薬適正使用等の予防策について理解している。
- CS-02-04-06
- 薬物動態的相互作用について理解している。
- CS-02-04-08
- 主な薬物アレルギーの症候、診察、診断、予防策と対処法について理解している。
- CS-02-04-09
- 薬物の蓄積、耐性、タキフィラキシー、依存の概要を理解している。
- CS-02-04-10
- 抗腫瘍薬の適応、有害事象、投与時の注意事項について理解している。
- CS-02-04-11
- 抗微生物薬の薬理作用、適応、有害事象、投与時の注意事項について理解している。
- CS-02-04-13
- 分子標的薬・バイオ医薬の薬理作用と有害事象の概要を理解している。
- CS-02-04-14
- 漢方医学の特徴、主な和漢薬(漢方薬)の適応、薬理作用について概要を理解している。
- CS-02-04-31
- 麻酔薬と筋弛緩薬の種類と使用上の原則について理解している。
- CS-02-04-44
- 移植後の免疫抑制について概要を理解している。
- Y-3-2-*-4
- 4)内分泌系に作用する薬物の薬理作用を説明できる。
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方略(LS)
1.ユニット構成
日付降順で表示
講義
| 授業ID |
回 |
年月日曜日時限 |
講義内容 |
担当者 |
場所 |
コアカリ番号 |
| k0404240100 |
1 |
2026年10月15日(木) 5・6時限(2年)
|
薬理学概論
|
朝霧成挙 |
第1講義室 |
PS-01-03-31 |
| k0404240300 |
2 |
2026年10月15日(木) 7・8時限(2年)
|
受容体と薬物
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
PS-01-02-05,PS-01-03-32 |
| k0404240400 |
3 |
2026年10月20日(火) 5・6時限(2年)
|
薬物の生体内動態
|
北原隆志 |
第1講義室 |
CS-02-04-06,PS-01-03-33 |
| k0404240200 |
4 |
2026年10月20日(火) 7・8時限(2年)
|
生体と薬物
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
CS-02-04-06,CS-02-04-08,CS-02-04-09,PS-01-02-04,PS-01-02-05,PS-01-02-06,PS-01-03-33,PS-02-04-05-3 |
| k0404241500 |
5 |
2026年10月21日(水) 5・6時限(2年)
|
中枢神経系薬理学(1)
|
竹本研史 |
第1講義室 |
CS-02-04-31 |
| k0404241600 |
6 |
2026年10月21日(水) 7・8時限(2年)
|
中枢神経系薬理学(2)
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-02-17-04-2,PS-02-17-05-2 |
| k0404241700 |
7 |
2026年10月22日(木) 5・6時限(2年)
|
中枢神経系薬理学(3)
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-02-03-01-4 |
| k0404241800 |
8 |
2026年10月22日(木) 7・8時限(2年)
|
中枢神経系薬理学(4)
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-02-03-01-4,PS-02-03-01-18,PS-02-03-05-5 |
| k0404240600 |
9 |
2026年10月23日(金) 1・2時限(2年)
|
末梢神経系薬理学(1)
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
PS-02-03-01-4,PS-02-03-01-18 |
| k0404240700 |
10 |
2026年10月23日(金) 3・4時限(2年)
|
末梢神経系薬理学(2)
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
PS-01-02-03,PS-02-03-01-18 |
| k0404242400 |
11 |
2026年10月26日(月) 5・6時限(2年)
|
内分泌・代謝系薬理学
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-02-14-02,PS-02-14-01-1,Y-3-2-*-4 |
| k0404242100 |
12 |
2026年10月26日(月) 7・8時限(2年)
|
消化器系作用薬
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-01-03-07,PS-02-08-01-7,PS-02-08-01-8,PS-02-08-01-9,PS-02-08-01-12,PS-02-08-01-15 |
| k0404241400 |
13 |
2026年10月27日(火) 1・2時限(2年)
|
抗炎症薬と麻薬性鎮痛薬
|
名和田隆司 |
第1講義室 |
PS-01-02-37,PS-01-04-15,PS-02-03-01-16 |
| k0404242000 |
14 |
2026年10月27日(火) 3・4時限(2年)
|
呼吸器系作用薬
|
名和田隆司 |
第1講義室 |
PS-02-07-01-10 |
| k0404240900 |
15 |
2026年10月28日(水) 1・2時限(2年)
|
循環器系薬理学(2)
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-02-06-05-2,PS-02-06-05-9 |
| k0404241000 |
16 |
2026年10月28日(水) 3・4時限(2年)
|
循環器系薬理学(3)
|
竹本研史 |
第1講義室 |
PS-02-06-05-1 |
| k0404242300 |
17 |
2026年10月29日(木) 1・2時限(2年)
|
免疫薬理学
|
名和田隆司 |
第1講義室 |
CS-02-04-44,PS-01-03-29,PS-03-02-05-1,PS-03-02-05-2 |
| k0404241200 |
18 |
2026年10月29日(木) 3・4時限(2年)
|
抗感染症薬(1)
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
CS-02-04-11,PS-01-03-14,PS-03-03-04 |
| k0404242500 |
19 |
2026年11月4日(水) 1・2時限(2年)
|
抗感染症薬(2)/抗腫瘍薬(1)
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
CS-02-04-10,CS-02-04-11,PS-01-03-14,PS-01-04-20 |
| k0404241300 |
20 |
2026年11月4日(水) 3・4時限(2年)
|
抗腫瘍薬(2)
|
坂本明彦 |
第1講義室 |
CS-02-04-10,CS-02-04-13 |
| k0404242200 |
21 |
2026年11月5日(木) 1・2時限(2年)
|
泌尿器系作用薬
|
水上洋一 |
第1講義室 |
PS-02-09-01-6,PS-02-09-01-7 |
| k0404241100 |
22 |
2026年11月5日(木) 3・4時限(2年)
|
循環器系薬理学(1)
|
武田憲彦 |
第1講義室 |
PS-02-06-05-3 |
| k0404240800 |
23 |
2026年11月9日(月) 1・2時限(2年)
|
血液系作用薬
|
德永良洋 |
第1講義室 |
PS-02-02-05-1 |
| k0404241900 |
24 |
2026年11月9日(月) 3・4時限(2年)
|
生薬学・漢方薬物学
|
朝霧成挙 |
第1講義室 |
CS-02-04-14 |
試験
| 項目 |
年月日曜日時限 |
内容 |
担当者 |
場所 |
コアカリ番号 |
|
2026年11月24日(火) 3・4時限(2年)
|
筆記試験 |
竹本研史, 坂本明彦, 朝霧成挙 |
第1講義室 |
|
2.テキスト
| 必要度 |
書名 |
著者・監修者・訳者 |
出版社 |
出版年 |
本体価格 |
| 2 |
NEW薬理学改訂第8版 |
田中千賀子/加藤隆一/成宮周 |
南江堂 |
2025 |
9,200 |
| 3 |
Goodman and Gilman's The Pharmacological Basis of Therapeutics (14th Edition) |
L.L.Brunton & B.C.Knollmann |
McGraw-Hill |
2023 |
33,010 |
| 3 |
Katzung's Basic & Clinical Pharmacology (16th edition) |
T.W.Vanderah |
McGraw-Hill |
2024 |
13,320 |
1 必携(授業に必ず持参するもの)
2 推奨(学習する際に読むことを強く勧めるもの)
3 参考(参考書として適切なもの)
3.教育方法等の特記事項
時間の制約上,薬に関連する疾患については十分に説明できない場合があるので,予習しておくが望まれる。
評価方法
ユニット最終日に,ユニット全内容についての筆記試験を行う。ユニット進行中にも適宜小テストやレポートが課されることがある。成績評価は,これらの試験やレポート,授業への参加態度を総合的に判断する。
注意点(再試等)
ユニット責任者の判断により,再試を行う場合がある。